桜蘭高校ホスト部 #26(終)

お姫様が馬車で王子様を迎えに行く一連のシーンは、映像、展開、曲の使い方なんかも良くて、盛り上がった。 環がエクレールに何か言う(口の動きだけで声が聞こえない)トコ、直前までボーカルが入ってたのに、環のカットで急にボーカルが無くなるのも、気が利いてて良かったし。 ボーカル入っちゃってると台無しとまでは言わないけど、無い方が全然良いし、直前のカットまでボーカル入ってて、そこに来たらプツッとなくなる、ってのが、演出的に良かった。
あとエクレールの表情が、とても美しくて印象的。


全体として。 各話毎に、だいたい書きたい事は書いてしまってて、それ以上の事はあまりないんだけども。
テンポの良さがまず大きく、あとは画面の作りの見事さ、これは終始良かった作画もそうなんだけど、画面の隅まで神経の行き届いた、例えば何かを動かした時にしっかり揺り戻しの動きがあったりだとか、そういうホント細かいトコまで気を遣ってる感じ、そんなのが印象的なシリーズでした。
内容的には、ホスト部含め、金持ち連中に嫌みがなく、金持ち描写はあっても、カネとか権力でどうこうしよう、みたいな話がないのが、品があって良かった。 コメディとして、気楽に気持ちよく観られる、そんな作品だったと思います。
てな訳で、毎週楽しく観てました。
あとやっぱり、れんげというキャラクターが、良くも悪くも凄かった。 れんげ一人で全部持ってっちゃう、という事が多々あったりで。