蟲師 #15

何ともライトで品のある色恋の描写が、逆にクるものがあって良かったんだけども(特に、黙ってグッと腕をつかむトコなんかが)、ラスト、「人間も冬は弱ってイカンからな」と、冬という環境から来る一時の気の迷い、とでも言いたげな、冷静なもの言いというか、突き放し方が、また良かった。 これは、すずへ向けられた言葉なのか、ギンコ自身に向けられた言葉なのか、両方なのか。
あと、

奴らは決して友人じゃない。 ただの奇妙な隣人だ。

てな表現が面白かったのと(まさに、そういう存在として、今まで描写されてきてたし)、久々に鬼頭典子の、しっかりしてるような、フワフワしてるような、そんな喋りが聴けたのが嬉しかったのと。