地獄少女 二籠 #10

いつものような殺伐とした空気がない。
分かっちゃいるけど放っとけない、という感じでダメオトコの周りに集まった女性陣の、妙な友情だとか、新しい女の所に乗り込んで、男を連れ戻すんじゃなく、よく考えろと、相手の女を(その女の為に)諭したり、だとか、なんか昔の日本映画みたいな雰囲気(ってあんまり観た事ある訳じゃないけど、イメージとして)。 ラストのサイレント風の「いっぺん死んでみる?」なんかも含めて、全体として、一つの話、30分の作りとして面白かった。
あと輪入道の、「思い出した、笑う所かどうか悩んだんだった」てなセリフがウイットで良かった。 観てるこっちも、あいのセリフに対しておやっと思ったトコだったし、ツッコミとしても良かったし。 で、よく見たらあいが赤くなってるけども、別に上手いコト言うつもりは無かったのか、それともその場は上手いコト言ったつもりだったけど改めてその事を言われて恥ずかしかったのか。
脚本: 広真紀 絵コンテ・演出: わたなべひろし