スピードグラファー #22

作品自体が、すっかり水天宮の物語となってしまった。
妹との再会のくだりは、今回のサブタイを使った妹の物悲しい喋り、妹を見つめる水天宮の視界に血の涙が溢れ、赤くなっていくといった描写、オルゴールの音色だけでスタートし、水天宮の涙と共にピアノが加わり盛り上がっていくBGM、そして表情や妹を抱きしめるトコの作画、等々、素晴らしい出来。
あと、水天宮の手に落ちた血の涙が、一回垂れそうになってから(水天宮のコントロールによって)重力に逆らって集まってて、流れ的にも勿論そうなんだけど、飲ませるつもりで飲ませてるという、ハッキリとした殺意をちゃんと描写してるんだなと。 いきなり殺してしまうのは、はやまってるような気もしないではないけど、17話があるだけに、あそこでどうするかは兄妹の問題だな、と思える。
しかし、17話、そして今回と、水天宮と3部下周りの話になると、突出して面白いというのは、如何なものかと。