涼宮ハルヒの憂鬱 #12

Aパート、3人で焼きそば喰いに行って、一人前300円、3割引きの券を出して、じゃあ3人で500円でいいや、のあと、3人が(特に話し合うでもなく)無言で200円ずつ渡したりだとか、受け取った鶴屋さんも、お金の事には触れずに多い分の100円をキョンに返す、だとか、出口を塞いでる列を横切るのに一苦労したりだとか、意味はあまりないんだけども、日常にありそうな風景の、その切り取り方が面白かった。 BGMをあまり使わないで(みくるが出てきたトコぐらいかな?)、部屋の中、廊下、外とで、変化する雑踏の音、そんな全体の空気の作り方、なんかも良かったし。 あと松岡由貴の、こういうチャキチャキした喋りは良いなと。
でBパートのライブシーン、これはまたえらい気合いの入った動画で。 指使いなり、ボーカルの口の動きなりの、あるべき動きを、あるべき形に、忠実に動かしてるだけ(「だけ」というのは簡単にやってるという意味ではなく、足らな過ぎずやり過ぎず、過不足なく表現してる、という意味で)で、凄い労力が投入されてるんだろうけども、技術力を振り回すかのような嫌らしさがないのが良かった。
あと、観客の手拍子が、リズムに対してかなり喰い気味なのが、これまた変にリアルというか、ライブにありがちな光景で面白かったなと。
脚本: 山本寛、絵コンテ: 山本寛門脇聡、演出: 山本寛、演出補佐: 渡邊政治作画監督門脇聡