シムーン #15

登場人物が、何というか、みんな真剣。 自分自身に対しても、他人に対しても、とても真摯だなと感じる。 対話の一つひとつが、どれも真剣勝負のようで、緊張感があって、それでいてそんなピリピリした空気の中、突然かくれんぼを始めたりだとか、右往左往して もがいてるパライエッタが、かくれんぼで隠れてるアーエルとばったり目が合ったりだとか、そんなハズし方、緩急の付け方、みたいのも良かった。
あとは、復活したドミヌーラの目が、えらいカッコよかったのと(水浸しの暗い廊下を、下着姿で裸足でペタペタ歩いてくる、なんてのは、ほとんど妖怪みたいだったけど)、パライエッタが意を決してドミヌーラの部屋に行ったら、思いもかけずリモネが出てきて、気がそがれたような、邪魔しちゃった、みたいな空気を出してたのが面白かったのと、そして次回予告、遂に早くも翠玉のリ・マージョン。 翠玉の話は終盤にやるのかと思ってたし、翠玉の話が、物語の起伏として、上がる方向に行くのか下がるのか、なんてのも含めて、良い意味で全く展開が読めなくて、とても楽しい。(次回予告の時の画が、使い回しが多かったので、次回の空気がよく分からない、というのもあるけど)
『空中要塞』が今回初めて使われて、あとサントラ1で使われてないのは『大空のアウリーガ』だけ。 次回来るか、来るかも、サブタイとか雰囲気的に。


    「…見た?」          「見てた」
ここのシーンの、緊張から緩和への持って行き方が良かった。 4コマ漫画みたいな面白さ。 で4コマ目のパライエッタの作画がちょっとあれなのが、逆に面白いという。