RED GARDEN #22(終)

OPのあとにOVAのCMが流れるもんだから、中途半端に終わるんじゃないかとチト不安になったり、OVA(続き)があるって事はメインの4人が死ぬ事は無いな、とか軽くネタバレっぽかったり。 本編終了直後にどどーんと流したらもっと衝撃があっただろうに。 ただ公式の情報とかCMのセリフを読む限りは、続きは続きっぽいけど、単なる後日談的な話ではない感じで興味は惹かれる。


で本編。
いつもより4人の服が、着飾ってたり、モコモコしてたりで、飛んだり跳ねたり戦ったり、というのが、画として面白かった。 あんなの、単に動かすだけでも大変だろうに。
動きとしては、理事長の左パンチが、地味ながら「フラフラになりながらも力任せにぶん殴る」てな感じが良く出てたのと、エルヴェに向かってヨタヨタ走ってくローズが面白かったのと。 動きの中に、所々見栄えのするカットがあったりと、作画的にも良かった。


全体としては、ウリであるプレスコは、他の作品とは違う演じ方、プレスコらしい演じ方をしよう、みたいな、妙な意識を演者が出してるのが感じられて、それがどうも、単に“雑な喋り”みたいに聞こえたり、演出的にも、なんか無理矢理カブせ気味に会話してるように感じられたり。 逆に不自然というか。 特に沢城みゆきは持ち前の器用さが裏目に出てた印象(変にやり過ぎちゃってて)。 後半は慣れたけど(観てるこっちが。多分演ってる方も)。
あとは、女の子同士の、物理的な間合いの詰め方、みたいのが印象的な作品だった。 空気的なものではなくて、画面上の、画的なもの。 別に、ガチだったポーラさんがどうのという事ではなく、例えば8話の屋上でのケイトとローズとか、14話の階段でのケイトとクレアとか、普通の会話のシーンで、いつの間にかスーッと間合いが詰まっていって、ドキッとさせられる事が何度かあった。 キャラクターが二人だけの落ち着いたシーンなんかは、プレスコが、良い方向に作用してたと思う。 普通の会話のシーンじゃないけど、今回の、羽交い締めにされたローズをレイチェルが助けたあとの二人も良かった。
あとDVDのCMは、最初観た時の衝撃が凄かったし、毎週観てるのに何回観ても面白いという。