桜蘭高校ホスト部 #23

ボサノバくんと、ホスト部のお客のお嬢さん方。 普通なら相容れない、接点もあまりないであろうというのに、ボサノバくんがホスト部に客として現れた途端、お嬢さんたちのオイシイ餌になっていく、という流れがまず面白く、れんげの「遂に現れたの?本物が」というセリフもあったけど、みんなホスト部をちゃんとファンタジーとして楽しんでた訳で、そこへれんげ言う所の「本物」が現れる事で、慌てふためき、続いて色めき立つ様が、また面白い。
てかホスト部に男の客が来る、という展開、23話まで観てきて、全く考えもしなかったんだけども、来たら来たで、れんげの嗜好とかホスト部の客層を考えたら、そりゃ確かに周りは大喜びするわな、と、妙に納得。 客も含めたホスト部全体の、ボサノバくんの受け入れ方がとても面白かったし、クライマックスも、「なんかよく分からんが感動的」というギャグ的な演出なんだけど、ボサノバくん本人も、観客も、みんな純粋で、観客の感じた感動も本物だから、ちゃんと感動的だった。
あとは、部長の中の人(宮野真守)がいつにも増してノリノリで良かったのと、かなりもっともらしくやった馨の分析(家族設定)を、全部ひっくり返してくるとは思わんかったのと。 深い思慮の上でのお父さん設定と思わせといて、という所からひっくり返す事で、部長の純粋さとか、天然さんっぷりとか、アホさ加減とかが、より強調されてて良かった。