シムーン #24

終盤、(泉行きという重い選択が待っているとは言え)泉へ行く前の、一時の穏やかな時間、なんてのが流れると、逆にどんどん不安な気持ちになってくるな。 まさかこんな空気のまま終わる訳ないよな、とか、空気が穏やかであればある程、ラストのひっくり返しが怖いな、とか。 ヘリカル列車のシーンとか、なんか妙にカメラが客観的で、そんなのも不安を煽るし。
あとは、アーエルとネヴィリル以外のテンペストの連中が、「あの二人は永遠の今でいてくれる」事を救いとして受け止めてたけども、その結末は(連中が知らないだけで)今回のオナシアな訳で、なんかこう、一見良いシーンぽいんだけど、その実全体から見るといびつだったり、シニカルな視線が入ってたり、と、そんな感じが面白かったのと(パライエッタの言う「あの二人」って、最初ドミリモの事かと思ったけど、アーエルとネヴィリルの事だよな、多分)、せっかくアーエルがデレってるのに「答えは要らないわ」と冷たく突き放す、Sっ気たっぷりのネヴィリルが良かったのと。